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火星から届いた夜明けの風景ベストショット。NASAが貴重な写真を公開

NASAの火星探査車「キュリオシティ」が、8月11日の日の出から約1時間後に撮影した火星の夜明けのパノラマ写真を公開した。写っているのは、地平線に点在する険しい岩山「ヤルダン」に朝日が差し込む景色である。NASAは通常は調整するホワイトバランスをあえて変えず、早朝の空気感を残すように処理した。写真は6枚の画像をつなぎ合わせて作られている。

キュリオシティは2012年にゲール・クレーターへ着陸し、2年後の2014年からクレーター中央にある高さ約5kmのシャープ山のふもとを登り始めた。最近は探査車として史上最高の標高に到達している。ヤルダンの地層はシャープ山の北西部に約16kmにわたって広がり、山の他の部分と同じく約30億年前に形成されたと考えられている。一方で、なぜこのような姿になったのかは科学者にも解明されていない。太古の火山噴火で降り積もった火山灰だという説もあるが、確定した見方ではない。地層が周囲と色も角度も異なって見える点も、研究者の関心を集めている。

この写真が示すのは、火星の景観の美しさだけではない。探査チームは2027年までに、キュリオシティがヤルダンのふもとに到達できると予測しており、到達後はロボットアームでこの岩石層のデータを集める計画だ。現地で直接データを得られれば、地層がどのように積み重なり、どの時代の環境を記録しているのかを読み解く手がかりが増えると考えられる。岩石層の成り立ちが分かれば、火星の火山活動や堆積の歴史を見直すきっかけにもなり得る。宇宙産業の側から見ると、探査機が長い期間にわたって稼働し、目的地に向けて移動を続けることが前提になっている点が重要だ。運用が長くなるほど、機器が安定して動き続けることへの要求は高まっていくとみられる。

日本の製造業の視点では、この記事から個別の部品や供給企業が特定されるわけではない。そのうえで一般論として言えば、探査機のカメラ、駆動部、ロボットアームといった要素は、長期の運用と過酷な環境に耐えることを前提に設計される。そのため、精密な機構部品や耐環境性のある素材、長期信頼性を確かめる検査・評価の技術などは、宇宙機の要求に応える分野として関わりうる可能性がある。宇宙用途では部品の信頼性を示す試験や記録が重視されるため、そうした品質保証の体制づくりも一つの論点になると考えられる。もっとも、実際の受注や採用の状況は本記事からは判断できず、あくまで可能性として捉えるにとどまる。

※ 内容の紹介はここまでです。続きは元記事をご覧ください。

出典:ギズモード・ジャパン

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