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日本の企業が世界初の快挙。宇宙ごみを捕獲して除去するプロジェクト

アストロスケール(東京都墨田区)が、商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」で、軌道上の大型宇宙ごみに約15メートルまで接近することに成功した。大規模なスペースデブリにこれほど近づいた例は前例がなく、同社は世界で初めてこの領域に到達した企業となった。宇宙ごみを捕まえて軌道から下ろす作業が、構想から実証の段階へ進みつつあることを示す出来事だと読める。

接近した対象は、2009年に打ち上げられた日本のH-2Aロケットの上段で、長さ約11メートル、重量約3トンの大型物体だ。約15年にわたって軌道を漂っていた。ADRAS-Jは米ロケット・ラボのエレクトロンで打ち上げられ、約3か月後に接近を果たした。難しかったのは、秒速約7キロメートルという速度に加え、対象にGPSが搭載されておらず通信できなかったことだ。地上からの限られた観測データを頼りに対象を特定して近づく必要があった。次の衛星は2027年の打ち上げを予定しており、実証で得たデータをもとに、回転するロケットに整列してドッキングし、ロボットアームでつかんで軌道を下げ、大気圏で燃え尽きさせる計画だという。

欧州宇宙機関(ESA)の報告では、地球軌道上には数百万個の宇宙ごみがあり、そのうち約120万個は直径1センチ以上とされる。他の宇宙機と衝突すれば壊滅的な被害になり得る数である。アストロスケールが掲げるのは、除去に加えて点検、位置変更、燃料補給といった寿命延長のサービスだ。使い捨てを前提にせず、再利用や修理の考え方を宇宙に持ち込もうとする試みだと読める。井上寿チーフエンジニアも、同社だけで世界の持続可能性を変えられるとは考えていないとしている。ただ、サービス型の事業が広がれば、各国が宇宙利用の規制を整える後押しになる可能性もある。

製造業の立場では、この分野は精密な機構や材料の需要が生まれる領域として注目に値する。ただし、本記事は2025年10月の記事の再掲載であり、現在の開発の進捗は元記事からは確認できない。記事では部品の調達先や仕様は触れられていないため、以下は推測となる。接近時の相対位置を測るセンサ、ロボットアームの関節や把持機構、推進系の配管や弁、真空や放射線の下でも性能を保つ素材など、高い信頼性が求められる要素が必要になると考えられる。軌道上で作業する前提の製品は、試験や品質管理の水準も厳しくなるだろう。日本の部品サプライヤーにとっては、宇宙向けの品質要求を満たす取り組みが参入の入口になる可能性がある。

※ 内容の紹介はここまでです。続きは元記事をご覧ください。

出典:ギズモード・ジャパン

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