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ALMA、大質量星形成の初期段階を示す可能性のある「ドラゴンの卵」を発見

ALMAによる電波観測で、赤外線で暗く見える雲「Dragon Cloud」の中に、大質量星が生まれる最初期の段階にあると考えられる極めて小さい天体核が見つかった。研究チームはこれを「ドラゴンエッグ」と呼ぶ。成果は2026年10月5日にarXivで公開され、天文学専門誌Astronomy & Astrophysicsへの掲載が決まっている。

太陽の8倍を超える質量を持つ大質量星がどのように形成されるかは、天文学でいまも議論が続いている。一つは濃いガス雲がまず大質量の前恒星状の核に凝縮し、それが崩壊して単独の巨星になるという考え方だ。もう一つは、小さな星が周囲の大きな塊から物質を取り込みながら成長するという考え方である。質量が集中した若い塊を直接観測できれば、どちらに傾くかを判断できると研究者は見込んでいる。ただ、こうした天体は検出自体が難しく、近くで進む星形成や恒星活動が解釈を複雑にすることも多い。今回の対象C2c1aは約1万6300光年先にあり、質量は太陽の20〜30倍程度と推定された。周囲の塊は太陽の約1061倍の質量を持つが、放つエネルギーは大きさの割に小さい。

高分解能の観測では、この領域が六つの成分に分かれ、中心のC2c1a(a)が放射の大半を占めることが分かった。周囲には少なくとも太陽の約110倍相当の低温のガスと塵が広がっており、大質量星を作る材料の供給源になりうると見られている。一方で、中心部では明るく光るガスがほとんど検出されず、若い星が放つ外向きのジェットのような噴出も確認されなかった。温度が低いため光が弱いのか、塵が厚く光を遮っているのか、現時点では区別できない。研究者は、質量と放射の比が若い塊の特徴と一致すると述べつつも、周囲から物質を集め続ける経路と区別するには観測が足りないと慎重な立場を取っている。

この研究の意味は、冷たい雲の中で質量が集まり、崩壊が始まる最初期の過程を捉えようとしている点にある。大質量星の形成はこれまで理論が先行し、観測が追いつかない分野だった。一つの候補天体の結果で結論が出るわけではないが、同種の天体を高感度で比べる研究が進めば、星形成モデルの検証に役立つ可能性がある。観測対象の理解が深まるほど、それを支える望遠鏡の性能要求も上がると考えられる。

日本の製造業や部品サプライヤーにとっては、大型電波望遠鏡や宇宙用観測機器の精度要求が高まる局面として捉えられる。高感度で高分解能の観測には、極低温で動く受信部品、高周波部品、わずかな歪みも許されない構造材などが必要になる。これらは精密加工、電子部品、特殊素材を扱う国内企業が強みを持つ分野であり、国際的な観測プロジェクトの調達に参入する余地があると考えられる。ただし具体的な需要は個別の計画次第であり、事業機会として判断するには情報がまだ足りない。

※ 内容の紹介はここまでです。続きは元記事をご覧ください。

出典:Phys.org / 自動翻訳のため訳文が不正確な場合があります

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