ガンマ線バースト、最長エンジン活動を記録更新
2022年7月に検出されたガンマ線バースト「GRB 220706A」は、その爆発を駆動するエンジンが約27日間もの間活動し続けるという異常な現象を示した。この継続期間は、それまでの観測記録を約20日も上回っており、宇宙で最も激しい爆発現象の理解を大きく揺さぶる発見である。
ガンマ線バーストは、宇宙における最高エネルギーの爆発現象だ。通常は巨大な星がブラックホールに崩壊するか、中性子星同士の合併によって生じる。こうした爆発の激しさにもかかわらず、その中心エンジンは通常、秒単位から数時間で活動を停止する。GRB 220706Aが異なるのは、このエンジンがX線の形で約51日間にわたってフレアを繰り返し続けたことだ。赤方偏移z=0.8577という遠距離にあるため、宇宙膨張による時間の引き伸ばし効果を補正すると、静止フレームでは約27日間のエンジン活動が記録されたことになる。これは549個のガンマ線バースト中で8番目に長いもので、初期バースト自体も約15.6時間続いており、従来の「典型的な」超長継続バーストの定義さえ超えている。観測には、スウィフト衛星のX線望遠鏡、ニッサー、チャンドラX線天文台が使われ、さらに4つの地上望遠鏡による光学・赤外線観測とNOEMA、VLAによる電波・ミリ波観測が組み合わせられた。2022年7月の検出から2023年10月まで、初期爆発後100秒から約1年半にわたる追跡観測が実施されている。
科学者たちは、このバースト現象を説明するために複数の仮説を検討した。巨大で拡張した前駆星からのブラックホール降着は理論的には可能だが、標準的なモデルを極度に押し広げる必要がある。磁石星(磁気中性子星)エンジンは他の超長バースト事例では機能するが、ここでは大幅なパラメータ調整が必要だ。理論では、磁石星からのフレアは通常、秒から分単位であり、形成直後の磁石星は完全な外殻を持たないため、GRB 220706Aの観測時間スケールとは合致しない。爆発の約17日後に光学的な増光が観測され、超新星現象との一致が示唆される。ダスト減光の程度によっては、この超新星は「超高光度超新星」に分類されるほど明るく、もしそうなら、ガンマ線バーストと超高光度超新星が同一事象で同時に発生した初めての事例となる可能性もある。ただし、提案されたどの仮説も観測結果の全てを完全には説明しておらず、謎は依然として残されている。
この現象を解明するには、多波長同時観測と高度な信号処理が欠かせない。X線、光学、赤外線、電波という異なる周波数帯での観測データを統合し、タイムリーに分析する能力が現代の宇宙天文学の競争力を決める。これには、高感度の検出器、極低温冷却機構、精密な信号増幅回路、堅牢な通信機器といった多くの要素技術が必要だ。日本の部品・装置メーカーは、宇宙望遠鏡や衛星搭載機器の開発において世界的な役割を果たしており、GRB 220706Aのような予測困難な現象の追跡には、より高い精度と長期信頼性を備えた機器が今後さらに求められると考えられる。
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出典:Phys.org / 自動翻訳のため訳文が不正確な場合があります