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MMX探査機の8K・4Kカメラで火星圏を記録へ NHKが撮影計画を発表

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NHKは2026年10月16日、JAXAの火星衛星探査計画MMXの探査機に搭載するスーパーハイビジョンカメラ(SHV)について、打ち上げ後の撮影計画の見通しを明らかにした。探査機は2026年10月20日に種子島宇宙センターからH3ロケット10号機で打ち上げられる予定で、火星への往路から地球への帰還までを8Kと4Kの映像で記録する計画だ。

MMXは火星の衛星フォボスに着陸して表面の物質を採取し、地球へ持ち帰るサンプルリターンに挑むミッションである。その探査の様子を映像として残す役割を、NHKとJAXAが共同開発したSHVが担う。SHVは進行方向を撮影する8Kカメラと側面を撮影する4Kカメラの2台構成で、8Kカメラは火星圏の高精細撮影やフォボス着陸時の撮影を主に担い、4Kカメラは着陸時と着陸後の表面撮影を受け持つ。両カメラともロケットの打ち上げ時の振動や衝撃、宇宙空間の厳しい環境を想定した耐環境試験に合格しているという。探査機と地球の間の通信速度には限りがあるため、一定間隔で撮った静止画をつなぐタイムラプス方式を採り、送るデータ量を抑えている点も特徴だ。NHKが探査機用のカメラを開発するのは、月周回衛星「かぐや」のハイビジョンカメラ以来となる。

撮影は2026〜2027年度の往路に始まり、2027〜2030年度の火星圏到着後にフォボスへの着陸や離陸を記録し、2030年度の火星圏離脱、2031年度の地球への復路と続く計画だ。ここで注目されるのは、撮影対象が着陸という一点にとどまらず、ミッション全体の時間軸を通して記録される点である。映像は撮影した画像を実際の飛行データと組み合わせ、探査の様子を臨場感をもって伝えることを狙いとしている。ただし、これらはいずれも現時点の予定であり、打ち上げ後の運用や通信状況によって撮影内容が変わる可能性がある。

宇宙探査の映像は広報や教育に使われるだけでなく、着陸や離陸といった重要な局面を後から振り返る材料にもなると考えられる。また、NHKが宇宙機用のカメラをかぐや以来again手がけていることは、放送機関と宇宙機関が映像機器を共同で作る取り組みが継続していることを示すものと受け取れる。今回のSHVが耐環境試験を経て宇宙での撮影に用いられることは、搭載機器に求められる振動・衝撃・熱などへの耐性の水準を具体的に示す一例でもある。

製造業の視点では、探査機に載る光学機器の筐体、カメラを支える架台や防振部材、データを小さくするための電子回路や信号処理に関わる部品などが関わりうる。こうした部品は、打ち上げ時の衝撃や宇宙環境への耐性を試験で確かめることが前提となるため、精密加工や材料選定、試験への対応力を持つ国内サプライヤーにとって参入の余地がある分野だと考えられる。もっとも、記事は搭載機器の詳細な構成や調達先を示していないため、具体的な関わり方は別途確認が必要である。

※ 内容の紹介はここまでです。続きは元記事をご覧ください。

出典:sorae

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