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ISSでNASAの宇宙飛行士2名が船外活動を実施 新型太陽電池の増設に向けた準備作業

ISSで行われた太陽電池増設の準備作業は、軌道上の老朽化する機器を段階的に更新するための重要なミッションである。8月6日に実施された船外活動では、ジェシカ・メイヤーとアニル・メノンの両宇宙飛行士が約6時間半をかけて新型太陽電池アレイの設置に向けた電源チャンネルの整備を行い、無事完了した。

軌道上の実験施設であるISSも長期間の運用を通じて、太陽電池を含む機器の経年劣化が進む。発電能力の低下はISS全体の運用に影響を与えることになるため、NASAは2021年からiROSA(ISS Roll-out Solar Array)という新型太陽電池アレイの増設を段階的に進めてきた。今回は7基目となるユニットの到着に向けて、ISSの右舷側にあるS6トラスの3B電源チャンネルを準備する作業が実施された。こうした更新により、ISSの発電能力は底上げされ、通常運用はもちろんのこと、2031年に予定されている制御された軌道離脱という最終段階のミッションにおいても、十分な電力供給が確保される見通しである。

その一方で、今回の作業には予期しない事態も起きた。船外活動の終盤、メノン宇宙飛行士の宇宙服に搭載されたCO2センサーが異常値を示すという状況が発生したのである。ただし、本人からの報告では体調面や安全面に問題はなく、宇宙服を脱いだ後にはセンサー値が正常範囲に戻ったという。NASAの技術者は今後、センサーの異常原因について数日をかけて詳細に調査し、次回の船外活動に向けて宇宙服を交換する必要があるかどうかを判断する計画である。この対応により、当初8月中旬に予定されていた高速データ通信用アンテナの交換作業は、8月18日へと延期されることになった。

軌道上の機器を定期的に保守・更新することは、ISSのような長期運用施設にとって必要不可欠な活動である。太陽電池システムの更新、電源系統の整備、センサーやアンテナの交換といった各種ミッションには、電子部品、検出素子、電池セル、軽量構造材、インターフェース製品など、多様なサプライチェーンが関わっている。日本の製造業・部品メーカーも、こうしたシステムの一部を担っている可能性があり、ISSの保全・更新が継続される限り、長期的な需要を見込むことができる市場領域である。今回のセンサー異常といった予期しない事態が生じた場合、代替品や修理部品の供給体制が問われることになるため、日本の部品サプライヤーにとっては、品質・納期の確実性を実証することが、さらに重要性を増す可能性がある。

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出典:sorae

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