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NASA火星探査ミッション「スカイフォール」のエアロシェル製造でファイアフライが契約受注

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アメリカのロケット・宇宙機企業Firefly Aerospaceは、NASA傘下のジェット推進研究所(JPL)から火星探査ミッション「SkyFall」向けのエアロシェル(大気圏突入時の外殻構造)製造に関する1300万ドルの契約を受注した。2028年後半の打ち上げに向けて、Fireflyはエアロシェルの製造と試験、納品を担当する。同社は同じくJPLが主導する月探査ミッション「MoonFall」でも2028年に宇宙機の製造を受け持つことが決定しており、月と火星の両方の探査ミッションで相次いで契約を獲得している。

SkyFallは将来の人類による火星探査を見据えた科学ミッションである。本ミッションでは原子力電気推進(NEP)システムを搭載した惑星間宇宙機が地球と火星を往来するほか、火星でのヘリコプター運用に大きな特徴がある。NASAとFireflyの発表によれば、2021年に火星で初めて動力飛行に成功した火星ヘリコプター「Ingenuity(インジェニュイティ)」で培われた技術を応用した3機の小型ヘリコプターが活躍する予定となっている。

本ミッションで注目される点が、「SkyFall Maneuver」と呼ばれる革新的な探査機放出技術である。従来の火星探査では着陸船を使用して地表に降りるが、このミッションではカプセルが火星の大気を降下する最中に、3機のヘリコプターを空中で直接放出する。放出されたヘリコプターは上空から高解像度画像を撮影するとともに、レーダーを用いて地表下の地質構造をマッピングする。

これにより、探査地点の地形がいかに形成されたのかを解明し、同時に将来の有人ミッションにおいて生命維持と推進剤製造に不可欠となる水の氷が埋蔵されている場所を特定することが狙いである。 Fireflyが開発するエアロシェルは、大気圏突入から降下に至るまでの過酷な環境条件のなか、ヘリコプターと展開システムを熱と衝撃から保護する役割を果たす。Fireflyは2025年3月に月面着陸を成功させた自社開発の月着陸船「Blue Ghost」で確立した高度な炭素複合材技術を、本エアロシェルの開発に活用する。

完成したエアロシェルはJPLへ納入され、ヘリコプターと統合される。同社の月面での実績は、今後の火星をはじめとする深宇宙探査へ向けた技術開発に直結するものであり、「低コストかつ迅速な開発」というFireflyの企業戦略が次世代の火星探査を支える基盤となっていく。

※ 内容の紹介はここまでです。続きは元記事をご覧ください。

出典:sorae

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