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ローマン宇宙望遠鏡、機器起動開始

ローマン宇宙望遠鏡が8月30日の打ち上げから約2週間で、搭載機器の初期起動を開始した。宇宙への長い航行過程で、世界最先端の観測装置がいかに厳格に立ち上げられるかを示す段階である。

ローマン宇宙望遠鏡はスペースXのファルコンヘビーロケットで軌道に乗り、地球から約100万マイル離れたラグランジュポイント2(L2)へ向けて3ヶ月の航行中にある。L2は地球の夜側に位置する軌道上のポイントで、太陽光を背に受けることができ、望遠鏡の冷却と観測に最適な環境を提供する。同望遠鏡の中核をなすのは、300メガピクセルの赤外線撮影機器であるWide Field Instrument(WFI)と、遠い星の光を遮断して惑星を検出するCoronagraph Instrumentの2つだ。打ち上げ前のロケット内や上昇過程で付着した水や化学物質などの汚染物質を除去するため、WFIは約10日間、摂氏マイナス65度に保たれた。その後、赤外線検出器の起動に必要な摂氏マイナス143度まで冷却され、最終的な運用温度である摂氏マイナス183度へ向けて継続的に冷却中である。エレメントホイール(波長ごとに異なる光を分離するフィルター機構)の確認や焦点の検証も完了し、初期段階の機能確認は計画通りに進んでいる。

Coronagraph Instrumentはカリフォルニア州パサデナのカルテック傘下IPAC施設から遠隔操作されており、鏡、マスク、センサーの複雑なシステムを用いて星の光をブロックし、その周囲を公転する惑星からのかすかな光を検出する設計となっている。この機器は地球上のテスト環境と同じ条件を保つため、運用時でも摂氏22度という相対的に温かい温度で試験されており、WFIとの大きな温度差は二つの機器の設計思想の相違を反映している。同機器の汚染物質除去手続きは30日間続き、その間も周期的な確認と微調整が行われる予定である。打ち上げロケットの精密な軌道投入と初期軌道修正での燃料節約により、ローマン宇宙望遠鏡は設計寿命の22年にわたって十分な推進剤を保有することが見込まれている。現在のスケジュールでは、L2到着まで約12週間が予定されており、2027年初頭に最初の科学観測画像の公開が予定されている。

米国の宇宙機関NASAが採用する高度な赤外線検出器や精密光学系の製造には、BAE Systems や Teledyne といった大手企業が参画しており、こうしたシステムの立ち上げプロセスは、国際的な宇宙プロジェクトにおける部品・装置メーカーの役割の重要性を浮き彫りにしている。日本の製造業、特に光学部品や精密冷却装置、検出器関連の技術を持つサプライヤーにとって、ローマン宇宙望遠鏡のような大型観測機器の成功事例は、将来の国際的な宇宙機器開発への参画機会につながる可能性がある。長期運用を前提とした高い信頼性と精密性の要求は、日本の部品メーカーの得意とする領域と重なる部分も多く、こうした大規模プロジェクトの技術基準が業界全体の競争力向上へ波及する可能性も考えられる。

※ 内容の紹介はここまでです。続きは元記事をご覧ください。

出典:Space.com / 自動翻訳のため訳文が不正確な場合があります

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