カナダ人宇宙飛行士、7年ぶりの船外活動を10月29日に実施へ 生中継の視聴方法も
カナダ宇宙庁(CSA)の宇宙飛行士ジョシュア・クトリクと、NASAの宇宙飛行士アニル・メノンが、10月29日(米東部時間午前8時)に国際宇宙ステーション(ISS)で船外活動を行う予定である。カナダ人宇宙飛行士による船外活動は7年ぶりで、作業時間は約6時間45分を見込む。今回の目的はISSの発電能力を高める太陽電池アレイの増設であり、2回に分けて実施される計画だ。
ISSの既存の太陽電池アレイは数十年前に設置されたもので、経年による劣化が進んでいる。今回設置されるのはロールアウト型太陽電池アレイ(iROSA)で、既存のアレイの上に重ねて取り付ける方式である。最初の1基は2021年に展開されている。全8基が稼働すると、ISSの電力供給は約160キロワットから約215キロワットへと、およそ30%増える見込みだ。今回の船外活動では7基目と8基目を設置し、2回目は11月5日以降に予定されている。1基あたりは折りたたんだ状態で約3メートル、地上での重さは約340キログラムとされ、NASAは作業の負担を減らすため、アレイの重心を中心に回転させる手順を新たに組んだという。ケーブルの接続作業は太陽光が当たらない時間帯に行う必要があり、ISSが約90分で地球を一周するため、タイミングの管理が重要になる。
この出来事が宇宙産業に持つ意味は、有人宇宙施設の運用において、新規の打ち上げだけでなく、既存設備の性能を後から引き上げる改修や増設の比重が高まっていることを示す点にあると考えられる。ロボットアームのカナダアーム2が大型の部材を運び、船内の宇宙飛行士が操作を支え、船外の宇宙飛行士が最後の接合を行うという、地上・船内・船外・ロボットが連携する作業の形は、今後の月周回や月面での構造物の組み立てにも応用されていく可能性がある。記事は、来夏に地球周回軌道で有人月着陸船の試験を行うアルテミスIIIにも触れており、その準備が進む中での作業でもある。
日本の製造業の視点では、記事に日本企業の関与は出てこない。ただ、こうした作業を支える部品や素材の需要は想定されると考えられる。展開機構の締結ボルトや結合部、高電圧の電力ケーブルとその接続部品、真空・温度変化・放射線に耐える軽量構造材や表面材などは、宇宙用として要求水準が高く、日本の部品・素材メーカーが精密加工や材料技術を生かせる領域だろう。一方で、宇宙機器の受注は、政府機関や大手メーカーを通じた品質認定を経るのが一般的であり、参入には実績の積み上げが前提になると考えられる。
※ 内容の紹介はここまでです。続きは元記事をご覧ください。
出典:Space.com / 自動翻訳のため訳文が不正確な場合があります





