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アストロスケールホール仏子会社ら、軌道離脱サービスの実証ミッションが採択 実運用事例構築へ

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アストロスケールフランス、エグゾトレイル、ユーテルサットの三社による軌道離脱サービスの実証ミッションが、フランスの国家投資計画「France 2030」に採択された。2029年から2030年にかけて、低軌道上で使命を終えたユーテルサットのOneWeb衛星を対象に、事前に捕獲準備がされた衛星への接近からドッキング、大気圏への軌道投入、そして自然再突入までの一連の運用能力を確立することを目指す実証ミッションである。

このミッションが生まれた背景には、今年4月に東京のアストロスケール本社でエマニュエル・マクロン大統領と高市早苗総理大臣らの立会いの下に締結されたExotrailとアストロスケールフランスのパートナーシップがある。日仏首脳が関与する形で構想された宇宙産業協力が、わずか数ヶ月で実際の軌道上サービス実証という具体的なプロジェクトへと進展したのだ。フランス国立宇宙研究センター(CNES)との契約に基づいて実施されることで、国家レベルでの支援が確保されたことになり、単なる民間ベースの試験ではなく公式な実運用事例構築の位置付けが与えられている。

このミッションの戦略的な意味は、欧州において繰り返し利用可能な衛星運用終了時サービスとしての初の実運用事例を構築する点にある。軌道上での衛星捕獲・ドッキング・軌道変更という一連の高度な技術操作は、これまで実証の機会が限定的であり、理論や実験室レベルの検証に留まることが多かった。今回のミッションを通じて、複数の企業が関与する中での技術の統合、ミッション要件の取り決め、運用プロセスの確立といった、実際の事業化に必要な要素が一体となって検証されることになる。エグゾトレイルが次世代宇宙サービス機「Spacevan」の開発と運用を主導し、アストロスケールフランスが蓄積してきたランデブ・近傍運用・ドッキング技術を提供し、ユーテルサットがミッション対象衛星と運用要件を提供する構図は、欧州内での宇宙インフラ産業の統合的な発展を示すものである。

日本の衛星機体メーカーや部品・素材サプライヤーにとって、このミッションには注視する価値がある。軌道上サービスの実運用事例が積み重ねられることで、世界の宇宙産業における廃棄衛星処理やライフサイクル終了時の処理がスタンダード化される可能性がある。そうなれば、衛星の設計段階から軌道離脱を想定した仕様設定や部品選定が新たな要件として浮上するかもしれない。さらに、アストロスケールのような日本発祥の宇宙ベンチャーが欧州で実績を積み重ねることは、グローバルな宇宙サプライチェーン形成の中での日本企業の位置付けと役割を明確にしていくプロセスでもある。フランスが国家投資で軌道上サービスに本格的に投資する動きは、衛星の機体から部品に至るまで含めた、新しい市場領域の形成を生み出しつつある。

※ 内容の紹介はここまでです。続きは元記事をご覧ください。

出典:Space Media

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