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ジブチ、アルテミス協定72カ国目の署名国に アフリカでは8カ国目

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アフリカ東北部に位置する小国ジブチが、アメリカ航空宇宙局(NASA)が主導する国際宇宙協力枠組み「アルテミス協定」に署名した。この決定により、ジブチはアフリカ大陸における8番目の署名国となり、協定全体の署名国数は72カ国に増加した。

ジブチが宇宙分野での国際的コミットメントを示すこの決断には、同国の継続的で戦略的な宇宙開発の歩みが背景にある。ジブチは2020年に国家宇宙計画を立ち上げ、その後着実に取り組みを進めている。2023年には衛星「ジブチ1A」を、翌2024年には衛星「ジブチ1B」をSpaceXのロケット「ファルコン9」で打ち上げた。これらの衛星は、同国および周辺地域における通信・地球観測能力の強化を目指した戦略的な投資であり、宇宙産業への参入意欲を具体的に示すものである。アルテミス協定への参加は、こうした実績の上に成り立つものであり、自国の宇宙開発を国家レベルでの公式な国際協力枠組みの中に組み込む重要なステップとして位置づけられる。

アルテミス協定とは、月探査や平和的な宇宙利用の基本原則に同意する国々が加盟する枠組みで、参加国は宇宙開発における透明性、国際協力、紛争の平和的解決などを約束する。ジブチの駐米大使は署名式で、米国や協定に参加する他国との間で、科学研究、衛星応用、教育、技術研修といった複数の分野でパートナーシップを構築することへの期待を表明している。具体的には、同国の学生、研究者、エンジニア、起業家に対して新たな機会と知識へのアクセスをもたらすことを目指しているという。アフリカ大陸全体の宇宙協力参加国が増えることは、宇宙産業の地政学的な広がりが進んでいることを意味し、宇宙開発が先進国の限定的な領域から、より多くの地域と国々に浸透していく過程を示唆している。

日本の製造業や部品サプライヤーにとって、アフリカ諸国の宇宙開発参入の拡大は注視する価値がある。衛星やロケット、観測・通信機器の開発・打ち上げには、多種多様な高精度部品、精密装置、宇宙規格対応素材が必要となる。ジブチを含むアフリカ勢の多くの国は、現在のところ宇宙産業に関わる部品・装置の自国製造能力が限定的であり、グローバルサプライチェーンへの依存が強い傾向にある。つまり、日本が開発・供給する高精度金属部品、電子部品、先進素材などが、これら新規参入国のプロジェクトに採用される可能性が生まれることを意味する。ジブチのような小国の宇宙開発推進は、やがてアフリカ大陸全体での宇宙産業需要の形成につながり得るという展望から、今後のアフリカ勢の宇宙開発の進展を注視することは、日本の宇宙関連部品産業にとって戦略的な意義を持つと考えられる。

※ 内容の紹介はここまでです。続きは元記事をご覧ください。

出典:Space Media

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