テスラ、Model YプレミアムのV2Lアダプター投入
イメージ テスラが相次いで新しい技術や機能を展開している。Model Y プレミアムモデル向けに V2L(Vehicle-to-Load)アウトレットアダプターを米国で発売し、電気自動車の電池を外部デバイスへの電力供給に活用できるようにしたほか、長期開発が続いていたロードスターの飛行機能付きバージョンを年内に発表する見通しが報じられ、さらにはネバダ州でロボタクシーの運用許可を取得するなど、同社の事業が多方面に広がっている。
V2L アダプターは 80 ドルの価格で販売され、2.4kW の出力で 120V・20A という仕様だ。中国では Model Y L 向けにすでに展開されており、テスラが複数地域での展開を進める技術である。キャンプやテールゲートパーティーといった利用シーンが想定されているが、本質的には電気自動車のバッテリーを独立したエネルギー源として活用する枠組みを示している。一方、ロードスターは開発過程で複数の設計案を検討され、飛行機能という高い技術的ハードルに対応するため延びに延びてきた。冷ガススラスターを使ってわずかな浮遊を実現するコンセプトは、マスク CEO が掲げてきたビジョンの一部だ。ロボタクシー許可はネバダ州でスタートながら初期は 10 台に制限され、ラスベガス・ストリップ付近の定められた地域のみでの運行となっている。速度制限や空港付近での利用禁止など、規制当局による慎重な制約が設けられている。
これら三つの展開を見ると、テスラが電気駆動と自動制御という領域で、自動車の枠を超えて技術を展開させていることが明らかだ。V2L のような独立した電力供給システムや、ロボタクシーの自動運転技術、ロードスターの飛行機能といった開発は、いずれも電気エネルギーの貯蔵・配分、意思決定ロジック、軽量化、冷却・熱管理といった基本的な技術課題を扱っている。これらの技術課題の解決は、将来のモビリティシステムはもとより、衛星地上局やモバイル設備といった用途へも応用される可能性を持つと考えられる。特に電力配分と自動制御の領域では、産業や宇宙関連の無人システムにも転用される知見が蓄積されていく可能性がある。
日本の部品メーカーや装置・素材メーカーにとって、テスラのこうした技術展開から読み取れることは大きい。V2L 機能は外部への電力配分を扱うため、コネクタやケーブル、電力制御の IC や基板といった部品需要を生み出す。ロボタクシーの規制認可は、自動運転車向けの各種センサや演算デバイス、車載電子システムの需要拡大を意味する。ロードスターの飛行コンセプト実現に向けては、軽量素材や高密度バッテリーセル、冷却システムなど多くの関連部品が必要とされることが想定される。こうした技術開発のプロセスそのものが、将来の各産業向けの部品需要を先行して形作っていくと考えられるため、日本メーカーがこうした動きを注視し、技術対応力を磨くことが競争力維持につながるだろう。
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出典:Teslarati / 自動翻訳のため訳文が不正確な場合があります