スターシップ飛行13、カウントゼロで中止 マスク氏が原因を明かす
イメージ SpaceXは木曜夕方、テキサス州ボカチカのStarbaseで予定していたStarship Flight 13の打ち上げを、発射寸前で中止した。スーパーヘヴィ・ブースターに搭載された33基のRaptor 3エンジンのうち4基が始動シーケンス中に点火せず、自動中止システムが作動したためである。90分の打ち上げウィンドウは東部夏時間午後6時45分に開き、カウントダウンは終日問題なく進み、1150万ポンドを超える液体メタンと液体酸素がロケットに完全に充填された後での中止となった。
SpaceXの打ち上げ責任者はXに「本日の飛行試験を見送る」と投稿し、まもなくライブ配信を終了した。 イーロン・マスクは数時間のうちに原因を明らかにした。一部のエンジンが始動せず自動中止が発動したとし、良好な飛行を確実にするため2基のRaptorを取り外して交換すると述べた。
SpaceXの技術者はただちに推進剤タンクの排出を始め、ブースターは点検のため格納庫へ戻された。今回の中止には、これまでの12回の飛行にはなかった意味合いが加わる。SpaceXが6月にSPCXのティッカーで1株135ドルで株式市場に上場して以降、初めてのStarship打ち上げの試みだったためで、一般投資家がすべての結果をリアルタイムで注視するなか、直前の中止は半年前よりも大きな注目を集めることになった。
Flight 13は同計画史上でも極めて重要な試験の一つとして設計されていた。Starshipが初めて実運用のペイロードとして配備を試みる20基のStarlink V3衛星を搭載する予定で、そのうち6基には外部カメラが取り付けられ、飛行中にStarshipのヒートシールドを外側から撮影する自己点検が計画されていた。またミッションには、宇宙空間でのRaptorエンジンの再点火という、5月のFlight 12で上昇中にエンジンを失ったためにスキップされた工程の実施も含まれていた。
そのFlight 12では、ブーストバック噴射中に5基のエンジンが再点火せず、ブースターが進路から90度回転する事態も起きていた。 SpaceXはその後、Flight 13の新たな目標日を7月20日月曜、打ち上げウィンドウは東部時間午後6時45分と発表した。今回はこれまで複数回成功させてきたブースターのキャッチは行わず、上段ではエンジンの再利用性を確保するための調整が上昇中に評価される。
20基の実運用Starlink V3衛星の投入に加え、単一のRaptorエンジンの宇宙空間での再点火も試みる。これは将来の軌道離脱、燃料補給、深宇宙での機動にとって重要な実証となる。機体は最終的にインド洋に着水する予定で、こうした継続的な試験は、完全再利用やStarlink V3の実運用配備、そしてNASAのアルテミス計画を含む将来のミッションに向けてStarship計画を前進させるものである。
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