サムスンが、またまた新しい形状のワイヤレスイヤホンを開発中?
サムスンが耳掛け型の新形状ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds Canal 5」を開発中だとレポートされた。これまでのGalaxy Budsシリーズにはない形状であり、スマートオーディオデバイス市場における製品多様化の加速を示している。
サムスンは先日ロンドンで製品発表会を開催し、新型の折りたたみスマートフォン3種類とスマートウォッチ2種類を発表した。期待されていながら、同時に発表されなかった製品もある。クリップ型イヤホンの「Galaxy Buds Able」がそれだ。その一方で、新たにリークされたのが耳掛け型の「Galaxy Buds Canal 5」である。SamMobileが入手したレンダリング画像によれば、Shokzの「OpenFit Pro」のような耳掛け型の形状をしており、オープンイヤー型である可能性が高いと見られている。これまでGalaxy Budsシリーズは、カナル型やカスタムフィッティング型など限定的な形状に留まっていた。今回の耳掛け型は、シリーズにおいて完全に新しいカテゴリーへの進出を意味する。
現在のGalaxy Budsシリーズは、Buds Pro、Buds FE、Buds Coreなど、多数のラインナップを展開している。従来はグレードや価格帯によるセグメンテーションが中心だったが、近年は使用シーン・用途に応じた選択肢の拡大へと転換しつつある。耳掛け型という新しい形状の追加は、この用途別ポジショニング戦略をさらに推し進めるものだと考えられる。ランニング時の落下防止が必要なシーン、通勤時の長時間装着が求められるシーン、オフィスでのながら聴きなど、それぞれの使用環境に最適化されたデバイスを提供することで、市場内での地位をより多角化できるわけだ。
こうした製品多様化は、エレクトロニクス産業のサプライチェーン全体に影響を及ぼす。異なる形状のイヤホンは、内蔵される音響部品、磁石、接着材、筐体素材など、それぞれ異なる仕様や材料を必要とする。メーカー側の製品ラインナップ拡大に対応する必要があるのに加え、個別モデルごとに小ロット多品種での効率的な供給体制を整備しなければならない課題が生じる。特にオープンイヤー型のような新形状は、従来の密閉型イヤホンとは音響設計原理が根本的に異なるため、新しい部品や材料の採用が必然的に生じる可能性が高い。
日本の部品・素材メーカーにとって、こうした多様化への対応は重要な競争力の源泉になり得る。多数の形状に対応できる設計ノウハウ、小ロット変種への対応能力、新しい素材・部品への迅速な技術開発能力を備えることが、これからますます求められるようになるだろう。グローバルな電子機器メーカーの製品ポートフォリオ拡大に対応できる日本製造業の柔軟性と技術力が、今後の市場での評価と競争力を左右する重要な要因になると考えられる。
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出典:ギズモード・ジャパン




