このご時世に嬉しい… Samsungが安価スマウォを開発中の噂
Samsungが開発中とされる低価格スマートウォッチ「Galaxy Aero」は、従来のフラッグシップモデルとは異なり、Googleの汎用スマートウォッチOSであるWear OSではなく、軽量なオープンソースOS「FreeRTOS」のカスタマイズ版を採用するかもしれない。このOS選択による設計の転換は、スマートウォッチの低価格化を実現する重要な要素となると考えられる。
Samsungのスマートウォッチ事業は、フラッグシップモデルの値上げ圧力にさらされている。先日発表されたGalaxy Watch Ultra2とGalaxy Watch9は、前世代モデルから1万円程度値上げされた。こうした価格上昇は、グローバルな半導体やメモリ不足、調達コストの上昇を背景としている。一方で、消費者の購買力が限定的になる環境では、低価格帯の製品需要も根強く存在する。SamMobileが発見した謎のコード「galaxy_RTOS_watch」は、この低価格戦略の一環を示唆しており、新たなモデル「Galaxy Aero」の存在を指し示している。
Samsungは既に、フィットネスバンドのGalaxy Fit 3でFreeRTOSのカスタマイズ版を採用している。Wear OSと異なり、FreeRTOSベースのシステムではサードパーティアプリが利用できないという制約がある。しかし、ヘルスケアやフィットネス機能に特化した限定的な利用には十分に機能し、本体コスト、特にプロセッサーやメモリの仕様を簡素化できるメリットがある。Samsungが同じアプローチをスマートウォッチカテゴリに拡大することは、利益率の維持と市場シェア拡大を両立させるための戦略と考えられる。
同社は現在、スマートフォンからウェアラブルに至るまで、多数のモデルを短期間にリリースする方針を強めている。ファルコン9の薄型化、三つ折り形状、新アスペクト比など、次々と新型を市場投入している。加えて、Galaxy Fit 4のリリースも近いと報じられており、新しいスマートウォッチモデルと既存のフィットネスバンドとの役割分担がどうなるのかはまだ明確ではない。
部品サプライヤーの観点からは、この戦略転換は重要な意味を持つ。Wear OSを採用するモデルとFreeRTOSをベースとするモデルが並行して製造されることになれば、プロセッサー、メモリ、ディスプレイドライバなど、基幹部品の仕様が多様化する。特に、OSの軽量化に伴う部品点数の削減や、採用プロセッサーの変更は、既存サプライチェーンの見直しを迫る。日本の部品メーカーは、複数世代・複数仕様への同時対応能力が求められる時代に入りつつあり、生産効率と柔軟性のバランスが競争力の源泉となるだろう。
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出典:ギズモード・ジャパン




