iPhone Duoはやくも追加生産。品薄予想で3割増、1000万台に到達
Appleが発表した初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」について、予約受付の開始に先立ち生産の追加発注が入ったと、海外メディアの一部が報じた。報道によれば増産分は3割ほどで、今年の生産台数は1000万台弱に達する見込みだという。発売は今月23日、予約受付は10月16日から始まる予定で、価格は36万4800円からとされている。発表直後から品薄を懸念する声が出ていることが、今回の増産の背景にあると記事は伝えている。
比較対象として記事が挙げているのは、Samsungが今夏に発表した折りたたみスマートフォンのGalaxy Z8シリーズである。Galaxy Z Fold8、Z Fold8 Ultra、Z Flip8の3モデルの予約台数は合計で144万台とされ、同シリーズとして過去最高の水準だという。記事は、iPhone Duoと画面の縦横比がほぼ同じとされるZ Fold8単体の予約台数は明らかにされていないとしており、単純な比較はできない点を示している。Appleにとって折りたたみは初めての製品であり、長く発売を待っていた利用者が多いと考えれば今回の数字は妥当だとも読めるが、これは記事自身も推測の範囲にとどめている解釈である。
製造業の視点で見ると、今回の増産は折りたたみという新しいカテゴリーの需要を、サプライチェーンがどの程度の規模で見込んでいるかを示す材料になる。折りたたみ端末は、開閉を繰り返すヒンジや薄型のディスプレイなど、通常のスマートフォンとは異なる部材や組立工程を含むと考えられるため、追加発注は部品メーカーや装置メーカーの稼働計画にも波及する可能性がある。民生向けに量産される高精度部品の製造ノウハウは、宇宙機向け部品の調達や製造にも応用されうると考えられる。ただし、今回の数字は一部の海外報道に基づくものであり、正式な発表ではない。実際の生産規模や発注の範囲は、今後の続報で確認する必要がある。
日本の部品・装置・素材メーカーにとって、折りたたみ端末の量産が立ち上がる局面は関わり方を検討する機会になりうる。想定される分野としては、ヒンジ部品、薄型のガラスや樹脂フィルムなどの素材、組立・検査に使われる精密装置などが挙げられる。もっとも、Appleのサプライチェーンに新たに参入するには、一般に長期の品質認証や量産対応の実績が求められると考えられるため、すぐに受注に結びつくとは限らない。まずは折りたたみ向けの需要動向を継続的に追い、自社の技術がどの工程で使えるかを整理しておくことが現実的な一歩になると考えられる。また、発表直後から増産が伝わるような急な需要変動に対応できる生産体制を持つことは、取引先からの評価につながる可能性がある。
※ 内容の紹介はここまでです。続きは元記事をご覧ください。
出典:ギズモード・ジャパン



