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火星人…なのか?キュリオシティが撮影した画像に謎のクラゲ型宇宙人のような影

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キュリオシティが撮影した火星の画像にクラゲのような謎の黒い影が映り込んでいる。その13秒前に撮影された同じ場所の写真には存在せず、SNSで火星人やUFOの可能性まで議論された。だが検証の結果、その正体は宇宙線がカメラセンサーに衝突して生じた画像異常である可能性が高い。

この出来事の舞台は、NASAの火星探査車キュリオシティが2012年から調査を続けるゲール・クレーターだ。2023年8月20日、キュリオシティのナビゲーションカメラが撮影した1024×512ピクセルのモノクロ画像に、横長の黒い部分から足のような筋が下に伸びた物体が写り込んでいた。その13秒前と25秒前の画像を比べると、この物体は存在しないという。この急な出現は、移動する火星生命体や宇宙探査機の故障説さえ生み出した。だが天体物理学者のジョセフ・ファラー博士がピクセル単位で検証した結果、完全な黒(RGB値0,0,0)がほぼ一直線に並ぶ異常なパターンが判明した。通常、実在する物体を撮影した場合、輪郭には周囲との中間的な明るさ(諧調)が生じるはずだが、このパターンにはそれが全く見られない。代わりに、画素の境界で不自然なほど明確に途切れている点が、カメラセンサーへの何らかの外的干渉を示唆している。

問題の黒い影の正体は、宇宙線という高エネルギー粒子がカメラの撮像素子に衝突することで生じるアーティファクトであると考えられる。NASAは過去にもキュリオシティの画像に宇宙線の衝突痕を複数確認しており、2023年11月には後方ハザード回避カメラの動画でも黒い点が一瞬映る現象を記録している。火星では宇宙線の衝突が地球よりも頻繁に発生するため、探査機のカメラに影響を与える事例が繰り返されてきたのだ。また、補正用画像の撮影時に宇宙線が当たると、その明るい異常を本画像から差し引く画像処理により、逆に黒い筋として残される可能性もある。この一瞬の衝突をたまたまカメラがとらえた確率は極めて低く、だからこそ人間の目にはそこに何らかの意味ある形を見出してしまったのだ。

火星探査における宇宙線への対抗策は、日本の製造業にとって看過できない課題である。センサーやカメラモジュール、電子部品など、宇宙環境での信頼性が求められる部品の開発には、放射線耐性や画像補正アルゴリズムの高度な実装が不可欠だ。キュリオシティが2012年から現在まで継続的に運用されている背景には、こうした高信頼性部品と冗長な設計が支えている。今回の「火星のクラゲ」は一見すると娯楽的なネタだが、実は宇宙探査で直面する技術的課題が顕在化した事例であり、部品メーカーの技術力がいかに試されているかを示す出来事でもある。

※ 内容の紹介はここまでです。続きは元記事をご覧ください。

出典:カラパイア

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