宇宙飛行士4人、8か月の宇宙滞在を終えて帰還
ISS(国際宇宙ステーション)に約8カ月滞在した米国、フランス、ロシアの宇宙飛行士4名が地球に帰還した。SpaceXの宇宙船がロサンゼルス沖の太平洋に着水させた。
今回の帰還は、2月に別の乗員の交代要員として送り込まれた4名の任務の区切りにあたる。きっかけは、ISS滞在中の乗員の一人であるNASAのマイク・フィンク氏が体調を崩したことだった。NASAはこれを受けて残りの乗員4名を早期に地球へ戻しており、有人宇宙飛行65年の歴史で初の医療目的の緊急帰還になったと報じられている。交代要員の到着は、カプセルの修理を理由に3週間遅れた。その結果、今回の帰還も計画より後ろにずれ込んだ。滞在中、米国のジェシカ・メイア氏は船外活動を4回、フランスのソフィー・アドゥノ氏は3回行い、築28年の施設の保守と機能向上にあたった。アドゥノ氏の237日間の滞在は、欧州宇宙機関(ESA)の滞在記録となった。
この帰還自体は交代の一環だが、医療上の緊急事態と機材の修理による遅延が連鎖したことは、有人宇宙の運用が乗員輸送機の信頼性と予備の手段に強く依存していることを示している。輸送機の整備や補修が遅れれば、人員計画全体が後ろにずれる。ISSは運用から長い年月が経っており、保守や部品交換の需要は今後も続くと考えられる。次週の補給ミッションでは、太陽電池パネル増設の最後の一つ、トイレのポンプ、船外活動用の宇宙服、生鮮品などを約2,700キログラム運ぶと報じられている。これらはいずれも地上で設計・製造された機器であり、宇宙産業の需要が打ち上げの回数だけでなく、地上の部品・装置の生産量にも結びつくことを示している。
日本の製造業にとって注目すべきは、補給品と保守部品の中身である。太陽電池パネル、宇宙服、ポンプは、真空、温度差、放射線といった過酷な環境で長期間動く前提で作られる。寸法精度、材料の劣化対策、検査記録の残し方に求められる水準は、自動車部品や半導体装置の分野とも通じる部分がある。宇宙服のような人が身につける装備は、確認を重ねた部材の組み合わせになるため、一つの部品の不具合が運用全体に影響しうる。元記事からは、日本の企業がこの補給に直接関わっているかは読み取れない。ただ、長期運用の施設では交換部品の安定供給と品質の再現性が重要になるため、関連する部品・素材メーカーにとって有人宇宙の保守分野は参入を検討する余地がある可能性がある。
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出典:Phys.org / 自動翻訳のため訳文が不正確な場合があります



