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NASA「ローマン宇宙望遠鏡」打ち上げへゴーサイン 日本時間8月30日夜

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ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡の打ち上げ準備完了審査がNASAによって完了し、日本時間8月30日夜の打ち上げが確定した。当初2027年5月に計画されていた打ち上げが8ヶ月以上前倒しされ、次世代の大型宇宙天文台による観測が間もなく始まろうとしている。

開発が順調に進んだことにより、ローマン宇宙望遠鏡の打ち上げスケジュールが大幅に前倒しされることが決まった。NASAは8月28日付で、この望遠鏡とそれを搭載するSpaceXのファルコンヘビーロケット、支援チームの全てが打ち上げ準備完了審査(LRR)に合格したと発表した。打ち上げ準備完了審査とは打ち上げカウントダウン開始前に実施される最終確認であり、この段階に到達することは、望遠鏡のハードウェアから地上の運用体制に至るまで、全ての要素が統合的に準備完了状態にあることを意味している。米国東部夏時間8月30日7時26分(日本時間20時26分)の打ち上げが予定されている。気象条件による延期の可能性は存在するものの、テクニカルな面では万全の態勢にあると言える。現地時間28日時点で、打ち上げが気象条件を満たす確率は60%と予測されている。

ローマン宇宙望遠鏡が搭載する観測装置の性能は、既に30年以上にわたって宇宙観測の最前線に立つハッブル宇宙望遠鏡を大きく上回るものとなっている。主鏡の口径はハッブルと同じ2.4メートルであるが、視野はハッブルの100倍に達し、高性能なコロナグラフも搭載している。これらの性能により、数十億の銀河と数万の新たな太陽系外惑星を観測することが可能になると期待されており、暗黒物質や暗黒エネルギーといった宇宙の根本的な謎の解明に向けた観測的なアプローチが大きく前進することになると考えられる。こうした大型宇宙天文台の打ち上げ成功は、NASAが引き続き宇宙科学ミッションの核となる装置開発に取り組んでいること、そしてそれを支える国際的な産業基盤が機能していることの証となる。

日本の製造業、特に精密部品やセンサー、光学素子を扱う部品メーカーにとって、このような大型宇宙機器の実現は重要な参照事例である。ローマン宇宙望遠鏡のような極めて高い精度が要求される宇宙機器の開発・製造には、日本の部品メーカーが関わっている場合が多い。今回の打ち上げ成功は、グローバルなサプライチェーンの信頼性が国際的に確認される契機でもあり、今後の国際宇宙プロジェクトへの参画における競争力を高める実績となると考えられる。また、宇宙観測ミッションの拡大に伴って、精密製造、環境試験、品質保証といった領域での需要が増加していくことが予想される。このような機会を通じて、日本の部品メーカーは国際宇宙プロジェクトにおける自らの立場を強化していく。

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出典:sorae

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