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太陽系外惑星の謎を解く手がかりは「火星」にあり? 生命居住可能性の境界を知る鍵に

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カリフォルニア大学の研究チームが、火星を「太陽系外惑星の研究モデル」として活用し、小さな岩石惑星の進化と生命居住可能性を理解する研究を発表した。太陽系のすぐ隣の惑星の歴史が、はるか遠い宇宙の謎を解く手がかりになろうとしている。

現在、6300個を超える太陽系外惑星が確認されており、そのなかには生命が存在できるハビタブルゾーン(いわゆるゴルディロックスゾーン)を公転する岩石惑星も含まれている。にもかかわらず、こうした小さな岩石惑星の大気を検出した事例はほぼ見つかっていない。研究チームによれば、地球より小さい「サブアース」サイズの惑星は観測技術の限界に近く、現在の機器では同じサイズの太陽系外惑星があっても、ノイズと区別がつかないという。見つかっている火星サイズの太陽系外惑星も、ほとんどが恒星に異常に接近した特殊な軌道にあり、真の意味で「火星に似た惑星」は観測網から漏れている状態だと述べられている。

こうした観測の限界を補う上で、火星は唯一無二の検証フィールドとなる。火星探査機が回収した堆積物の証拠から、かつての火星表面には液体の水が存在し、生命に適した環境が広がっていたと考えられている。しかし約40億年前に火星の磁場が失われると、太陽風による大気の剥ぎ取りが始まった。現在、火星の大気気圧は地球の1%未満にまで減少し、冷たく乾燥した環境が支配している。研究チームは、火星が経験した揮発性物質の喪失、光化学反応、気候変動といったプロセスを詳細に理解することが、ウェッブ宇宙望遠鏡が観測に苦戦しているような太陽系外惑星の運命を読み解く鍵になると指摘している。言い換えれば、他の惑星系の小さな岩石惑星も火星と同様に大気を奪われ、生命が存続できる期間が限定された環境、すなわち生命居住可能性の境界線上に置かれている可能性が高いと考えられるわけだ。

今後、2026年8月末の打ち上げが予定されるナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡や、NASAが構想する「ハビタブル・ワールド・オブザバトリー」といった次世代機が稼働することで、火星サイズの太陽系外惑星がより多く発見されるようになると期待されている。その時、生命を支える環境がなお存在するのか、それとも大気が既に失われているのかを観測データから判別する上で、火星という身近な惑星の長年の探査データが極めて重要な指針となる。太陽系内の探査と太陽系外惑星の研究が交差する今回のアプローチは、宇宙科学の今後の方向を示す重要な戦略になりうるものと考えられる。

※ 内容の紹介はここまでです。続きは元記事をご覧ください。

出典:sorae

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