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SpaceX、スターシップを9月22日に初軌道飛行打ち上げ

スペースX社が開発している完全再利用可能ロケット「スターシップ」が、9月22日に人類史上初となる本格的な軌道飛行を実施する予定だ。2023年4月の初フライト以来、13回のフライトはすべて低高度のサブオービタル飛行にとどまっていたが、このフライト14で初めて地球周回軌道への到達を目指す。

スターシップは全長124メートルで、将来的に月や火星への有人ミッションを担う予定の超大型ロケットである。上段機体「シップ」と第1段ブースター「スーパーヘビー」の2つの主要要素で構成されている。これまでのサブオービタルフライトでは、シップは約65分間の飛行の後にインド洋へ着水していた。だが今回は高度約275キロメートルの軌道上で地球を6周回してから、太平洋のチリ沖にスプラッシュダウンする計画で、飛行時間は打ち上げから約10時間にわたる。スーパーヘビーはメキシコ湾への着水が予定されている。発射台の「チョップスティック」と呼ばれる挟み込み型アーム(これまで3度成功実績がある)による空中捕捉は、今回は実施されない予定だ。

搭載されるペイロードはスターリンク V3衛星26個である。これまでのスターリンク衛星よりも大型で高性能なV3は、現在1万1000個以上が運用されている既存のスターリンク衛星群への初となる配置となる。スペースX社は最終的にこの衛星群を10万個に拡大する構想を示唆しており、V3はその中核的存在として位置づけられている。また搭載される3機のV3衛星にはカメラが装備され、大気圏再突入時にシップを保護する熱シールドの映像を取得する予定だという。この映像データは熱シールド設計の改善に活用されると考えられる。

スターシップの軌道到達は、再利用可能ロケット開発における質的な転換点だと考えられる。スペースX社は、軌道到達により「完全な再利用性の実現に向けた次の段階の開発が始まる」と述べている。水への着水による現在の回収方法は、最終的には発射台での空中捕捉回収へ移行される予定であり、そうすることで打ち上げ間隔の短縮と機体の効率的な再利用が実現される見通しだ。またシップの塔キャッチ実現、軌道上での給油実証、大気圏再突入試験など、多くの重要マイルストーンが今後のフライトに控えている。月や火星への有人探査を実現するためには、これらの技術的課題をひとつずつ克服していく必要がある。

スターシップの軌道到達と大規模衛星群の展開は、全球的な宇宙通信インフラの構築を大きく加速させるものと見られる。こうした大規模プログラムの進展に伴って、エンジンや構造部材、電子機器、通信機器など、様々な部品・装置・素材に対する国際的な需要が増加していく可能性が高い。日本の航空宇宙サプライヤーや部品メーカーにとっても、再利用可能ロケットの実用化に向けた部品供給の機会が拡大していくと考えられる。

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出典:Space.com / 自動翻訳のため訳文が不正確な場合があります

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