APOD:2026年10月16日 – 国際宇宙ステーションを追う
ファルコン9ロケットとドラゴン宇宙船が、2026年10月13日(火)未明にNASAの第35回商業補給サービス(CRS)ミッションとして打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)を追って低軌道へ向かった。フロリダ州インディアンハーバービーチから撮影されたタイムラプス映像がその様子を記録している。打ち上げはケープカナベラル宇宙軍基地の射場SLC-40から行われた。映像は30秒ほどの長さで、撮影開始から8秒ほどのところでISSの明るい筋が画面上部から入り、地平線に向かって下っていく。同じ空で追う二つの対象を一つの画面に収めた点が、この映像の特徴になっている。
記事によると、飛行の途中で第1段と第2段が分離し、排気の噴煙がクラゲのような形に広がっていく。その噴煙は昇る太陽の光を受けて明るく染まる。映像の20秒あたりからは、第1段が地上へ戻るための一連の噴射、すなわち帰還の噴射、再突入、着陸の噴射が追えるようになっており、第1段は着陸ゾーン40への着陸に成功したと記事は伝えている。一方、第2段はISSを追うように遠い地平線へ向かい、噴煙は夜明け前の空に漂い続けている。記事は写真・映像の解説であり、軌道や搭載物などの技術的な詳細には触れていないため、本稿でも数字を補うことはしない。
この映像から読み取れるのは、第1段が打ち上げから着陸まで一連の動きとして記録されたという事実である。記事は再使用について明言していないが、着陸までの噴射が含まれていることから、第1段の回収を前提とした運用が行われていると考えられる。もしそうであれば、機体を使い捨てにせず回収して再び使うという考え方が、宇宙輸送の費用や機体の整備の進め方に影響を与える可能性がある。ISSへの補給は、ロケット、宇宙船、地上の射場と回収拠点が一体で動いて初めて成り立つ。定期的な補給ミッションが第35回まで重ねられてきたことは、こうした仕組みが継続的に運用されていることを示すと考えられ、その裾野で機体や設備の保守・更新に関わる需要が続いている可能性もある。
日本の製造業の立場から見ると、この映像に映っているのは機体と打ち上げの姿であり、個々の部品や素材は見えない。しかし、機体の構造部材や耐熱部材、宇宙船に積まれる補給品や機器、射場や回収拠点を支える地上設備には、精密加工、耐環境性の高い素材、電子部品の品質管理などの技術が求められる。補給ミッションを担うのは海外の事業者だが、その下に広がる部品・素材の調達網に、日本の中小の部品・装置メーカーが入り込む余地は小さくないと考えられる。取り組みとしては、まず宇宙向けの品質規格や納入実績の要件を確認し、既存の製品を宇宙用途にどこまで転用できるかを整理するところから始めるのが現実的だ。
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出典:NASA / 自動翻訳のため訳文が不正確な場合があります



