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衛星データ×AIのTellus、MBOによりTellus Globalを新設し9億円超調達 安保・海外市場へ事業領域を拡大

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衛星データとAI技術を組み合わせるTellus Globalが、9月1日に経営陣によるマネジメント・バイアウト(MBO)で独立し、9億円超の資金調達を完了した。これまで政府主導で運営されてきた衛星データプラットフォームが、民間企業として独立することで、安全保障と海外市場への事業拡大が現実的に動き出す。日本の衛星データ活用構造が大きく転換する局面といえる。

Tellusの起源は2018年にさかのぼる。経済産業省が「政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備事業」として開始した研究開発事業をさくらインターネットが受託してきた。その後、さくらインターネット傘下で分社化され、今年2月に設立されたTellus Globalへ事業が承継された。官主導の支援事業から段階的に民間主導の事業体へ移行してきたプロセスが、MBOという経営陣による買収を通じて完成したわけである。この転換によって、商用ベースでの事業展開が加速することになる。

同プラットフォームが管理するのは政府・民間を含む45種類の衛星データと地上データである。個々のユーザーはこれらのデータにアクセスし、AI技術で加工・解析できる環境が提供される。衛星データの一元管理とAI解析環境の統合は、単なるデータ配信サイト以上の価値を持つ。地球上のあらゆる場所から定期的に取得される観測データから、AI技術によって有用なインサイトを抽出できることが、このプラットフォームの核となる特徴である。

Tellus Globalの独立化と資金調達は、このプラットフォームがより広い市場へ展開できることを示している。同社は今後、安全保障と海外事業という新規市場を対象に、サービス提供を進める方針を明言している。複数のベンチャーキャピタルや大手金融機関傘下のファンドが投資ラウンドに参加したことは、市場関係者がこの事業の成長性に高い評価を与えていることを示唆している。民間ベースでの商用展開が本格化する段階に入ったといえるだろう。

日本の製造業、特に部品・装置・素材メーカーにとっても、この展開は重要な意味を持つ。衛星データとAI解析が統合されたプラットフォームが民間ベースで成熟していく過程で、サプライチェーン最適化、製造現場の可視化、環境・エネルギー管理といった新しいユースケースが生まれる可能性がある。民間ベースのプラットフォーム化により、これまでより使いやすく、より実装的なソリューションが提供されるようになることが期待できるのだ。衛星データという新しい情報インフラが、日本の製造業全体の競争力向上に寄与する可能性は高い。

※ 内容の紹介はここまでです。続きは元記事をご覧ください。

出典:Space Media

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