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Student-led missions deploy free-flying light sails from CubeSats in low Earth orbit

コーネル大学の学生チームが、小型の光帆衛星を国際宇宙ステーション経由で軌道上に打ち上げ、その展開と運用に成功した。グラムスケールの超小型衛星とピザボックス程度の光帆を組み合わせた実験は、限られた質量と予算の中で機能する宇宙機設計の新しい可能性を示している。

このプロジェクトでは、アルファとセーリング・トゥ・ザ・スターズという2つの実験が実行された。アルファは2025年後半にISS経由で打ち上げられた1U規格のキューブサット(超小型衛星)で、光帆をおりたたみ式で収納して軌道上で展開する設計を採用していた。この衛星に搭載されたチップサットという手のひらに収まるサイズの宇宙機が、アマチュア無線ネットワークを通じて地上との通信を確立した。軌道上からの完全なデータパケット送信は、この規模の宇宙機では初めてのことであり、チップサット技術の実現可能性を証明する重要な成果となった。アルファは2026年5月まで運用され、磁気安定化、市販部品の初使用、3Dプリンタで製造されたフレーム、宇宙に送られた最初のホログラフィック画像メッセージなど、複数の技術実証が実施された。セーリング・トゥ・ザ・スターズはISS内の微小重力環境で6個の光帆を展開する実験を行い、展開ダイナミクスの理解に役立つ映像データと加速度センサー情報を取得した。

これらのプロジェクトの特徴は、極めて低いコストと質量での実装にある。キューブサット展開機構は3Dプリンタで製造され、ハードディスクドライブのモーターがリアクションホイール(姿勢制御装置)として使用され、テレビのリモコンで操作可能な設計になっていた。従来の大型太陽帆は高い質量と打上げコストを要するのに対し、光帆をキューブサットから分離可能な構成にすることで、質量と費用を劇的に削減できた。これは小型衛星の遠隔観測や通信ミッションが今後増える中で、産業界全体に影響を与える可能性がある。このアプローチはレーザー推進や月・火星への探査、さらには星間旅行を視野に入れた将来のミッションの基礎となると考えられる。

学生主導で実現されたこのプロジェクトから、日本の部品・装置・素材メーカーが学べる点は複数ある。超小型衛星向けの3Dプリント材料、市販部品の宇宙適用化、軽量フレーム、微小衛星用のアクチュエータやセンサーといった分野で、国内サプライチェーンへの新たな需要が生まれる可能性がある。このプロジェクトに参加した学生の多くが航空宇宙業界へ進む傾向を示しており、次世代の小型衛星市場では、この種の低コスト・軽量設計が標準的なアプローチになりうるという予兆ともいえる。学生レベルで実現される技術が次の宇宙産業を形作るなら、今のうちに関連技術領域への投資を検討することが競争力維持につながるだろう。

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Source:Phys.org

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