Is a nearby advanced alien civilization out there waiting to pounce on Earth? Unlikely, says new study
地球の近くで発見された居住可能な外惑星には、地球を脅かすほど進化した知的文明が存在する可能性は低いという研究結果が発表された。この結論は、生命の進化が単に時間の経過に依存するのではなく、その惑星における光合成活動の累積量に大きく影響を受けるという新しい仮説に基づいている。米国ノーザンアリゾナ大学の研究チームがこの仮説をもとに地球近辺の外惑星を調査し、9月22日に国際天文学ジャーナルで論文を発表した。
ノーザンアリゾナ大学のクリス・ダウティ教授が率いる研究チームは、惑星上の生命進化は時間よりも植物エネルギーに左右されると提唱した。この視点から見ると、地球の近い恒星系の居住可能な外惑星の多くは、光合成に必要な条件が劣悪なため、地球よりも生命進化が遅れている可能性が高いという。実際に同研究では、地球から40光年離れたTRAPPIST-1eを例に、この惑星が数十億年地球より古いにもかかわらず、地球が固定した炭素量の21パーセントしか固定していないと推定している。この惑星は母星からの光が暗く、また潮汐ロック状態にあるため光合成が可能な表面積が限られているためだ。地球では、より効率的な維管束植物が進化する前までの期間に約2.4×10の25乗グラムの炭素が固定され、その後人類進化までにさらに7×10の25乗グラムの炭素が固定されたと推定されている一方で、TRAPPIST-1eはまだ微生物段階の進化にとどまっている可能性が指摘されている。
同チームは地球近傍の居住可能外惑星29個を調査し、生命進化が地球より進んでいる可能性があるのはGJ 1061cとK2-3dの2つだけだと結論づけた。この両惑星は、地球近辺の典型的な地球型惑星と比べてより大きく、より熱く、より明るく、より古いという特徴を持つ。他の3つの惑星については、恐竜が存在した時代に相当する中生代レベルの生命段階にある可能性が指摘されている。この分析方法は、各惑星の温度、光量、降水量といった気候パラメータから植物成長を予測し、それに基づいて生命進化の速度を算出するという手法に依存している。ただし、この評価は将来ジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡によるさらなるデータ取得で改善される可能性があるという。外惑星の大気組成は気候、光合成、生命進化に深刻な影響を与えるため、より詳細な観測が不可欠と考えられる。
宇宙産業への意味として、この研究は地球外知的生命との遭遇シナリオの確率論的評価を提供する。長年の謎である「これほど多くの星系が存在するのに、なぜ地球は宇宙人との接触を経験していないのか」というフェルミのパラドックスに対して、「近所の外惑星にはまだ微生物レベルの生命しか存在せず、知的文明にまで進化する段階にないことが多い」という一つの説明を与えるものと考えられる。
日本の宇宙産業関係者にとっては、この研究は地球外生命探査技術の開発動向を示すものとして関心がある。今後のジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡による観測データ拡充に伴い、外惑星の大気分析や気候モデル構築に必要な計測装置や信号処理技術への需要が高まる可能性があり、その分野の部品・装置メーカーにとっては機会となり得る。また、この種の基礎研究が政策的に優先される傾向は、宇宙開発全体の長期的な予算配分にも影響を与える可能性がある。さらに、惑星の光合成容量の評価という新しい評価軸は、将来の宇宙ミッション設計や探査対象選定の基準にもなり得るものであり、宇宙機器や観測装置の仕様決定に関わる関係者にとって重要な視点となると考えられる。
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Source:Phys.org
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