What beats seeing eclipses from space? Try the northern and southern lights
国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士が、太陽が活動の最盛期にある現在、オーロラが例年になく鮮やかに見えることを報告した。これは宇宙環境が動的に変化していることを示し、長期運用を続けるISS関連の技術や部品に対して、新たな配慮と改善を促す発見である。
ISSに6ヶ月滞在中の宇宙飛行士Jessica MeirとJack Hathawayによれば、先週観測した日食は地上での全日食と異なり、ISSの軌道位置の関係で部分的なものに留まったという。しかし、より印象的だったのは太陽からの大規模なプラズマ爆発に伴うオーロラの変化だという。Meirは「緑色に輝くオーロラが蛇のような形になって足下を通り過ぎるのを見た。ISSの白い外壁に緑の光が反射していた」と述べており、通常は極域でしか見られないオーロラが、ISSの軌道直下で観測されるほどの強度を持っていたことを示唆している。太陽が現在活動の最盛期にあるため、宇宙環境も大きく変動し、このように通常と異なる現象が発生しているのである。
太陽活動の変化は、単なる宇宙の光学現象ではなく、ISSを含む軌道上の機器や乗組員に影響を与える環境要因である。こうした環境変動の中で、ISSが継続的に運用されるためには、変動する宇宙環境に対応できる部品・システムの信頼性が必須条件となる。また、国際協力によって年間を通じて人員交代を続けることも欠かせない。実際、Meirは2月の打ち上げから来月には交代要員が到着する予定であり、ロシアンカプセルとSpaceXによる継続的な往来が実現しており、宇宙輸送のサプライチェーンが複数ルート化されている。現在のISS乗組員は米国3名、ロシア3名、フランス1名で構成されており、このような体制が機能することで初めて、宇宙環境の変動期間中においても安定した運用が可能になるのである。
日本の製造業にとって、こうした宇宙環境の変動への対応は、ISSやそれ以降の宇宙施設向け部品の開発基準に反映される課題である。太陽活動が激しい時期においても機器が安定した性能を維持すること、長期運用時の耐久性を確保すること、複数国による部品協調を実現することといった要件が、より強く求められるようになると考えられる。現在のISS運用体制が国際的な乗組員交代と継続的なリソース補給に依存している限り、こうした環境変動への適応能力は、宇宙産業全体で必要とされる競争力の一つになるだろう。宇宙環境の変動可能性を設計段階から見込んだ部品開発が、より一層重要になってくるのである。
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Source:Phys.org
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