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NASA astronaut and 1st female French spacewalker remove failed ISS antenna but run out of time for replacement

国際宇宙ステーション(ISS)の通信アンテナ交換作業が予定時間内に完了できず、次の宇宙遊泳に持ち越された。8月18日、NASA宇宙飛行士アニル・メノン氏とESA宇宙飛行士ソフィ・アデノ氏が実施した約6時間23分の宇宙遊泳では、故障したアンテナの取り外しには成功したものの、電気接続の遮断やギンバル・ボルト(大型アンテナを固定するためのピン)の処理に予想外の時間を要したため、新しいアンテナの設置は次回以降の作業に延期された。なおアデノ氏はフランス人女性として初めての宇宙遊泳者である。

ISSは昨年11月からこの「宇宙・地上通信用アンテナ」が機能していなかった。このアンテナはNASAのデータ中継衛星の追跡を担い、ミッション・コントロール・ヒューストンとの高速通信実現に不可欠な機器である。現在は予備のアンテナが代替役を果たしているため、即座のミッション遂行に支障はないが、冗長性確保の観点から故障したアンテナの早期交換が必要だった。計画では約6時間半のうちに取り外しと新しいアンテナの設置の両方を完了させることが目標とされていたが、実際には複数の予想外の障害が発生し、スケジュールは大きく圧迫されることになった。

メノン氏とアデノ氏が直面したのは、単なる取り外し作業の難しさではなく、宇宙環境における機械的・電気的操作の本質的な不確実性である。物理的にアンテナを外すまでの作業は計画に沿って進んだが、アンテナに接続されている電気配線の遮断処理やギンバル・ボルトのロック操作に想定以上の時間を消費した。これは宇宙飛行士の経験不足を意味するものではなく、むしろ宇宙環境での作業にいかに多くの不確定要因が存在するかを端的に示唆している。メノン氏は「期待と異なる状況が生じたが、チーム全体が綿密に対応策を用意していたことに感銘を受けた」と述べており、計画段階での包括的な予備対応がなければ、さらに深刻な時間超過が発生していた可能性が高い。ミッション・コントロールの判断により、新しいアンテナの設置は8月25日に予定されていた別の宇宙遊泳に組み込まれるか、さらに後の時期に実施されることになった。

宇宙遊泳での作業が計画を超過する根本的な理由は、この環境が地上の製造・修理現場とは根本的に異なるためである。重力がなく、極限の温度環境にあり、かつ限られた酸素供給という三重の制約下で、宇宙飛行士は厚手の宇宙服と手袋を装着したまま、触覚を大幅に減衰させられた状態で複雑な機械的・電気的操作を実行しなければならない。こうした環境では、予定通り作業を進めるために、地上での工事とは比べ物にならないレベルの設計上の工夫が機器に事前に組み込まれていることが不可欠となる。一度宇宙に打ち上げられた後に生じた設計の不備は、修正の余地がほぼない。

日本の部品メーカーや機械装置企業が国際宇宙産業に関与する際、この事例は重要な教訓を提供している。ISSに納入する部品やアセンブリは、開発段階から「宇宙遊泳による交換・保守を前提とした取り外しやすさ」を組み込む必要がある。配線接続部の形状設計、ボルトのアクセス性、ロック機構の操作性といった一見細部に見える要素は、実際には宇宙遊泳の時間制約と環境制約の中では、単なる利便性ではなくミッション成功とクルーの安全を左右する設計要件となる。宇宙機器における「修理のしやすさ」は、品質管理と同等の重要性を持つ製造責任の一部として認識されるべき領域なのである。

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Source:Space.com

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