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Power Up: Roll Out Solar Arrays Boost Space Station Power Supply

ISSの太陽電池翼について、NASAが新型のIROSA(国際宇宙ステーション用展開式太陽電池翼)による電力増強を完了した。6基が2021年から2023年にかけて取り付けられ、後に追加された2基と合わせた計8基で、ステーション全体の電力を16万キロワット超増やす。研究や生命維持を続けるには電力の確保が欠かせず、今回の増設はその基盤を厚くする措置である。

背景には、ISSが地球から約400km(250マイル)の高度で太陽光を主要なエネルギー源として使っている事情がある。生命維持装置や日々の作業、数百件に及ぶ研究は、いずれも太陽光発電に支えられている。2017年にステーション上で行われた技術実証で性能が確かめられ、その後の本格導入につながった。IROSAは円筒状に畳んで打ち上げ、設置後にヨガマットのように広がる方式で、打ち上げ時の質量と体積を抑えられる。製造と試験はRedwireがBoeingとの契約のもとで担い、旧型翼の約半分の大きさながら、約28キロワットの追加出力を見込めるとされる。2023年に電力の見通しから増設の要請が出され、SpaceXの第35次商業補給ミッションで、ドラゴン宇宙船の貨物部に積まれて運ばれた。

この事例が示すのは、既存の設備を後から性能向上させる増設型の仕組みが実用段階に入ったことである。小型化と軽量化を保ちながら出力を積み増せる設計は、打ち上げ能力に制約のある宇宙開発では特に価値が大きいと考えられる。記事はステーションの電力系統を、地球低軌道を越える深宇宙探査の技術を試す場として位置づけている。二重小惑星方向転換試験(DART)のような惑星防衛の実証も含め、地球周辺で得た知見が地球外の活動へ引き継がれる流れが見えてくる。ただし記事は運用後の実績や信頼性データには触れていないため、長期運用の評価は今後の続報を待つ必要がある。

製造業の視点では、こうした展開式の太陽電池翼は、広げた状態を保つ構造材と、展開を確実に行うための駆動部品や制御部品の組み合わせと考えられる。記事は製造と試験の主体として米国企業の名を挙げるのみで、日本の部品サプライヤーの関与には言及していない。それでも、軽量化、真空や温度変化の中での信頼性、放射線環境への耐性といった要求は、日本の素材や精密加工が強みとする領域と重なる。深宇宙向けの電源や機器の更新が続けば、同じ条件を満たす部品への需要が広がる可能性がある。

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Source:NASA

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