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木星探査機JUICEが長旅の途中で「太陽系外からの珍客」を激写

木星探査機「JUICE」は、木星へ向かう長い航行の途中で、太陽系の外から飛来した恒星間彗星「3I/ATLAS」を撮影し、観測データを取得した。本来の目的の合間に得られた成果である点が注目される。

3I/ATLASは2025年6月、小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS)のデータから発見された。国際天文学連合の小惑星センターは、これを史上3番目の恒星間天体と認定している。先行する「オウムアムア」と「ボリソフ彗星」は、形状や成分の特異さから大きな議論を呼んだが、いずれも発見が遅く、詳しい正体は分からないままだった。3I/ATLASは2025年10月29日に太陽へ最接近し、現在は太陽系を離れつつあるため、地球からは観測しにくくなっている。一方のJUICEは2023年4月14日に打ち上げられ、2031年に木星へ到着して、氷の衛星に生命の痕跡があるかを調べる計画だ。太陽最接近から7日後の2025年11月6日、運用チームは観測機器を彗星へ向けた。カメラ「JANUS」で120枚を撮影し、5つの機器を使って、コマ、尾、ジェット、光条、フィラメント、ストリームといった構造を捉えた。

恒星間天体は太陽系の外で生まれたため、その組成を直接確かめることは難しい。今回の観測では、放出される水蒸気の量やガス・塵の広がりなど、彗星の活動を示すデータが得られた。注目すべきは、太陽に接近した際の活動が太陽系の一般的な彗星とよく似ていたとされる点である。別の星系で生まれた天体でも、活動の仕組みは太陽系の彗星と大きくは変わらない可能性が示されたと考えられる。ただし、1つの天体の観測結果を一般化するには慎重さが必要であり、今後の解析によって裏付けられるべき段階にある。

予定外の対象を観測できたことは、探査機の運用に一定の余力があったことを示している。計画の途中でデータ取得の方針を柔軟に変えられるかどうかは、搭載機器の安定性や、観測と通信・データ処理を組み合わせる運用体制に左右される。木星到着までの長い期間を考えると、こうした余地は今後の深宇宙探査でも重要になると考えられる。

日本の製造業にとっては、カメラや分析機器に組み込まれる光学部品、センサー、電子部品、さらに真空、低温、放射線といった過酷な環境で劣化しにくい素材などが、こうした探査を支える要素になりうる。長期間の航行では、部品が数年単位で性能を保つことが求められるため、信頼性の裏付けを持つ部品や素材への関心は高まると推測される。記事は個別の部品や企業には触れていないため、ここでの見方は一般論にとどまる。

※ 内容の紹介はここまでです。続きは元記事をご覧ください。

出典:ギズモード・ジャパン

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