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ロケットラボ、エレクトロンで「HawkEye 360」の電波観測衛星3機を打ち上げ

ロケットラボは2026年10月23日(日本時間)、ニュージーランドの第1発射施設から小型ロケット「エレクトロン」を打ち上げ、アメリカのホークアイ360が運用する電波観測衛星群「Cluster 16」の3機を所定の軌道に投入した。打ち上げ後、3機すべてとの交信に成功し、運用開始に向けた点検が始まっている。

Cluster 16は、3日前に打ち上げられたCluster 15とともに、ホークアイ360の衛星として初めて、複数種類の電波信号の収集と地上へのデータ送信を同時に行えるアンテナ機能を採用した。ホークアイ360は宇宙から電波を捉え、発信源の位置を特定する事業を営んでおり、受信したデータは船舶の追跡、GNSS(衛星測位システム)の妨害電波の検知、レーダーの監視、宇宙空間の防衛などに使われる。衛星は高度520km、軌道傾斜角97度の地球低軌道に投入された。今回のエレクトロンは通算98回目、2026年に入って19回目の打ち上げで、前回は9月下旬にシンスペクティブの小型SAR衛星「StriX」の13機目を運んでいる。Cluster 16は特定の顧客向けに専用の観測能力を提供する予定とされる。

この打ち上げで注目されるのは、観測データの扱い方である。受信と地上送信を同時に行える機能は、電波を捉えてから利用者に情報が届くまでの時間を縮める方向に働く可能性がある。船舶の追跡やGNSS妨害の検知は、情報が早く届くほど価値が高まる用途であり、宇宙からの電波監視に対する防衛面での需要が続いていることを示すものと考えられる。また、エレクトロンが年内に19回目の打ち上げを重ねている事実は、小型衛星を短い間隔で打ち上げる体制が実務として回り始めていることを示す。ただし、衛星の性能や顧客向けの具体的な用途は記事では詳しく示されていないため、個別の運用実態は今後の発表を待つ必要がある。

日本の製造業にとって、こうした衛星群の増加は部品需要の裾野として意味を持つ。電波を受信するアンテナや高周波部品、受信機器の筐体、衛星を支える軽量構造材などは、衛星ごとに仕様が異なるため、少量多品種で精度と納期の両立が求められる。打ち上げ頻度が上がるほど、部品にも量産と短納期への対応が求められていくと考えられる。国内の部品サプライヤーにとっては、電波性能を左右する高周波部品や精密加工の既存技術を応用できる余地がある可能性がある。ただし本記事では個別の部品の仕様や調達状況には触れられていないため、これらは一般的な見方にとどまる。

※ 内容の紹介はここまでです。続きは元記事をご覧ください。

出典:sorae

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