James Webb Space Telescope uncovers new clues about the origins of 'interstellar invader' comet 3I/ATLAS
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の観測により、太陽系の外から飛来した星間彗星3I/ATLASは、太陽系の彗星とは性質の異なる、ダストを多く含んだ氷の微粒子からできていることがわかった。その氷の特徴は、海王星の軌道より外側にある太陽系外縁天体(TNO)の一部に近いという。
3I/ATLASは2025年夏に太陽系へ入ってくることが確認された。2017年の1I/オウムアムア、2019年の2I/ボリソフに続く3例目の星間天体であり、他の恒星系で天体がどのような条件で形成されたのかを知る貴重な機会として注目された。JWSTの近赤外分光器NIRSpecは、2025年8月から太陽への最接近後の2026年4月にかけて3回観測を行った。太陽系の彗星では、氷の吸収線が波長3マイクロメートルだけでなく1.5マイクロメートルと2マイクロメートルにも現れるのが普通だが、3I/ATLASでは後者の二つがほぼ見られなかった。モデル計算の結果、氷の粒は太陽系の彗星より多くのダストを含む汚れた氷と推定されている。どの恒星の周りで生まれたのかは特定されていないが、100億〜120億年前に若い恒星を囲む原始惑星系円盤の中で形成され、その後に放り出されたと考えられている。
この結果が示すのは、惑星の材料となる氷の微粒子が、まず原始惑星系円盤の中で形成され、その後に彗星や天体の母体へ取り込まれていったという過程である。3I/ATLASが太陽系外縁天体に似ているという点は、別の恒星の周りで惑星の材料となる物質が、太陽系と共通する性質を持つ可能性を示唆する。また、3I/ATLASは衝突で砕けたTNO様の天体の破片である可能性も指摘されており、太陽系の成り立ちを外から眺め直す材料になりうる。ただし、これらはいずれも観測データからの推定であり、起源の恒星や形成の経緯は今後の研究で確かめる必要がある。
製造業の視点で見ると、宇宙空間の微粒子や氷、塵の組成を高精度に測定する分光技術や、極低温・真空環境で試料を扱う計測機器は、今後の探査で需要が増える分野の一つと考えられる。観測機器を構成する光学部品や検出器、精密な温度管理を担う部材などは、天文観測の高度化とともに求められる性能が上がっていく可能性がある。宇宙用の部品や素材を手がける国内サプライヤーにとっては、こうした科学観測の要求仕様を早い段階から把握しておくことが、次の案件に備える一つの手がかりになるだろう。
Introduction ends here. Please read the full article at the source.
Source:Space.com
Looking for companies in this field?
UchUchU maintains a database of Japanese companies in the space industry.



