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Virgin Galactic delays resumption of commercial flights to 2027

バージン・ギャラクティックが8月12日の決算説明会で、新型サブオービタル宇宙機の商用飛行開始を2027年2月に延期すると発表した。5月の前回決算説明会では2026年第4四半期中の開始を予定していたが、数ヶ月の遅延が生じることになった。最高経営責任者のマイケル・コグレーザーは、この延期が単一の大きな問題に起因するのではなく、初号機の製造過程における数百項目の組立作業で予期しない困難が蓄積したことが原因だと説明している。

具体的な遅延要因としては、部品が組み込まれる際に、予想と数千分の1インチのサイズずれが生じるケースが想定以上に頻発したことが挙げられている。これらのずれが設計公差の範囲内か、それとも調整が必要かを確認する検査が個別に必要になり、その確認と修正の積み重ねが製造スケジュール全体に影響を与えた。コグレーザーは「予期しなかった適合問題が見積もりより多く発生し、それが積み重なった」と述べ、この傾向が7月末に加速したことで、チームは正しい方法で作業を遂行するために当初より多くの時間が必要だと判断したという。同社は対応として製造要員を増強し、2交代制で週7日間の生産体制を敷いており、この増員に伴って第3四半期の設備投資は一時的に増加する見込みだとしている。

経営面での見通しについて、最高財務責任者のダグ・アーレンスは、今回の遅延にもかかわらず財務予測の大幅な変更は予想していないと述べている。第2号機も並行して製造中であり2027年第2四半期のサービス開始を見込んでおり、その時点までに月間10フライト以上を達成することが目標である。この目標が達成されれば、2027年中に四半期ベースでの黒字化が可能になると考えられている。資金調達面でも、同社は第2四半期に1億3400万ドルの株式売却で資金を調達し、期末時点で2億8600万ドルの現金と同等資産を保有している。アーレンスは現時点では追加資本が不要だとしつつも、将来的には事業規模の拡大を加速させるため資金調達を検討する可能性を示唆している。

スケジュール延期という出来事は、宇宙観光のサブオービタル飛行という新市場における商業化の難しさを物語っている。有人飛行機材に搭載される部品類は、人命に関わる要素として極めて厳格な精度が要求される。わずかな寸法ずれが検査・調整にかかる時間を大幅に増やしうることが、今回の事例で顕著に示された。日本の部品メーカーや装置サプライヤーが宇宙産業のサプライチェーンに組み込まれる際には、こうした精度要求の厳しさと納期調整の難しさを十分に理解した上で体制を整備する必要がある。一方で、サブオービタル観光飛行という新興市場が実際に立ち上がりつつあることは、部品供給側にとって中長期的な需要源となりうる可能性を示唆しており、対応能力の構築投資は戦略的な意味を持つと考えられる。

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Source:SpaceNews

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